多頭飼いQ&A
2頭目以降をおうちへお迎えしたら
我が家のわんこをお店で買ったときの担当者から教わった方法です。
それを元に我が家のスタイルを紹介します。
年齢問わず、先住犬が最優先
普段リビングでわんちゃんを解放しているとすれば、そのリビングは先住犬のテリトリー。
そこへ迎え入れる新しいわんちゃんは、先住犬にとって完全によそ者です。
わんちゃんの性格にもよりますが、「お前誰だ!抱っこされていないで下りろ!」と吠えることがあります。
威嚇して吠えている場合、そのままお互いを引き合わせようとすると激しい喧嘩または一方的な攻撃が始まります。
少しでもそうならないように、次の手順で迎え入れましょう。
- 事前に先住犬のわんちゃんをリビングに開放させておく。
- 新しいわんちゃんを抱っこしながら迎え入れ、新しいわんちゃんをすぐにケージにしまう。
- わんちゃんたちの様子によりますが、新しいわんちゃんはしばらくそのまま放置、先住犬を優先して遊ぶなどで相手をし、お互いが落ち着くのを待つ。
先住犬が新しいわんちゃんに威嚇などしなければ、はじめから遊ばせても良いと思います。
■先住犬が大人しい性格の場合:
新しいわんちゃんが活発な性格だと、先住犬に向かって遊んで、遊んで、とかけよります。
先住犬が怖がっていなければ問題なし。
■先住犬が臆病な性格の場合:
先住犬が新しいわんちゃんから逃げ回ります。この場合は先住犬を優先して可愛がり、安心感を与え、徐々に新しいわんちゃんと親しくなるようにしていけばOKかと思います。
■先住犬が威嚇する性格の場合:
後述の我が家のケースを読んでください。
我が家の場合:(先)コタロー、(迎)コジロー
※特に威嚇などなし
先住犬のコタローが警戒心がとにかく強く、一方のコジローは大人しくて臆病です。
2匹を引き合わせたときは無言でお互い相手の様子を伺いながら臭いを嗅ぎ、吠えるでもなく遊ぶでもなく、という感じのスタートでした。
この2匹を我が家へ迎え入れたのがたった1週間差で、お互いまだ家に慣れておらず相手を威嚇する余裕がない状況が影響していたと思います。
独占欲の強いコタローが常に飼い主の膝の上を狙っているようでしたが、半月ほど経つ頃には仲良く綱引きで遊ぶようになりました。
1、2ヶ月経つ頃には、2匹で仲良く寝たり、お互いの涙を舐め合ったりとすっかり兄弟のようになっていました。
我が家の場合:(先)コタロー&コジロー、(迎)モカ
※先住犬が威嚇し、新しいわんちゃんに激しく吠える
モカをお迎えしたとき、コタローは激しく吠え、噛み殺すくらいの勢いでモカに威嚇しました。
30分程度様子を見てから試しにケージからモカを出すと、やはりコタローは激しく吠えながらモカに噛み付きました。
一方のモカは尻尾を巻いて部屋の隅に逃げ回っていました。
知らない相手を前にした犬同士のお互いのストレスと万一の怪我を考慮し、モカをすぐにケージへ入れブランケットなどをケージにかけて、コタローからモカが見えないようにしました。
先住犬のコタローとコジローは引き続きリビングで一日中遊ばせ、モカはほぼ放置。
ご飯のときなどはコタロー&コジローを先に出し、トイレなど一通り済ませたらコタローたちを一旦ケージに戻しました。
その後、威嚇しているコタローの目を盗むようにそっとモカを別の部屋へ連れて行き、そこでご飯やトイレを済ませました。そしてここは安全なんだよと思わせるため、たくさん褒めながら少し遊ばせました。おもちゃを出すと素直に遊んでくれました。
それからしばらくはコタローをケージから出すと、コタローは決まってモカのケージの前に来てはモカに向かって激しく吠える日々が続きました。
吠える頻度が減ってきた頃に、少しずつ3匹で遊ばせ始めました。
もちろんコタローがモカを追っかけ回し、完全に近所迷惑な吠えっぷりの日々でした。
運悪くモカが元々活発な性格のようで、次第にコタローに歯向かうようになり2匹で吠える始末でした。
でも諦めずに常に先住犬を優先し、繰り返して遊ばせていくうち徐々に上下関係を理解したようです。
次第にお互いの警戒心が解け、2~3ヶ月経つ頃には多少唸っても吠えることは大分減りました。
慣れるまでの間、寝るときなどケージにしまうとき
慣れるまではコタロー&コジロー用、モカ用、とケージを2つに分け、かつ目隠しをしてお互いが目に入らないようにしました。
遊ぶようになってから、3匹を同じケージにしまうようにしました。
最初の頃はケージの中でも威嚇し合うこともしばしばありますが、今ではそれなりに仲良く過ごしています。
相手を威嚇したときは「ダメ!」と叱り、唸るのをやめたときに「いい子、いい子」とやさしく褒める、の繰り返しです。
先住犬はエサも、散歩のリードも、可愛がるのも何でも一番目
相手をひどく警戒する様子が落ち着くまでは、先住犬を優先に相手をするようにします。
それ以外にエサを出す順番、散歩のリードをつける順番、ただいまと帰ったときに抱っこする順番など、すべてにおいて先住犬が一番目です。
先住犬が一番エライという犬社会の順位付けを飼い主が徹底します。
ここが狂うといつまで経ってもわんちゃんたちが仲良くなれません。
その後年齢差や力の差などでわんちゃんの中の順位付けが変わることがあるそうですが、そこは本人たちに任せましょう。
明白な順位付けが変わらない限り、先住犬を優先することを徹底しましょう。
仲良くしたらとにかく褒める
お互い威嚇していたとしても、お互いを近づけたときにもし吠えなかったら褒めてあげます。
そうすることで、「こいつと一緒に居ると褒めてもらえるんだ」と思わせ、徐々に吠えや唸りがおさまってきます。
仲の悪かったコタローとモカは、1年経った今では時々おかしやおもちゃを巡って喧嘩はするものの、時々2匹寄り添って寝るほど仲良くなりました。
※ただ、お互い「自分が一番」の意識が強いせいで、飼い主の膝の上を狙った主導権争いは時々激しく喧嘩します。でも喧嘩が終わるとお互いを舐めあっているので相手の存在は認めているようです。
喧嘩したとき
先住犬がとにかく最優先です。
喧嘩の原因がどちらにあるにしても、激しい喧嘩が起こったときは必ず先住犬を優先し、すぐに抱っこして持ち上げます。
そのまま飼い主が立ち上がって更に喧嘩相手のわんちゃんと引き離すと効果的です。
仮にそこで新しいわんちゃんを抱きかかえてしまうと、喧嘩は更に悪化します。(実証済み)
どんなときでも先住犬が一番です。
仲良くしたらとにかく褒める
お互い威嚇していたとしても、お互いを近づけたときにもし吠えなかったら褒めてあげます。
そうすることで、「こいつと一緒に居ると褒めてもらえるんだ」と思わせ、徐々に吠えや唸りがおさまってきます。
仲の悪かったコタローとモカは、1年経った今では時々おかしやおもちゃを巡って喧嘩はするものの、時々2匹寄り添って寝るほど仲良くなりました。
主張の強い性格同士は相性が悪いので、完璧に仲良くなるのは難しいように思います。
※お互い「自分が一番」の意識が強いせいで、時々起こす飼い主の膝の上を狙った主導権争いの喧嘩はかなり激しく喧嘩します。でも喧嘩が終わるとお互いを舐めあっているので相手の存在は認めているようです。
シャンプー
わんちゃんが増えれば増えるほどシャンプーの回数も増えます。
お金に余裕があればサロンなどでお願いすればいいのですが、3頭になるとなかなか大変です。
我が家では、ワクチンを終えてすぐの仔犬の頃からシャンプーに慣れさせました。
今ではシャンプーが好きなようで「シャンプーする?」と声をかけると尻尾を振って喜びます。
市販の安いシャンプーは肌に良くないと聞き使用をやめました。
私が臭いに敏感な体質なため、我が家ではニオワンシャンを使用しています。
お値段は300mlで3600円と安くはありませんが、サロンでシャンプーする値段を考えれば断然安いです。
ちなみにシャンプーしたあとは毛の根元までしっかり乾かさないと臭いの原因になります。(魚の臭いに似た、犬独特の生臭さ)
ただ、わんちゃんは肌が弱くドライヤーの熱風で火傷することがあるので十分注意しましょう。
毛を逆立てるように持ち上げながら毛の間に空気を入れると乾きやすいです。