ヘルスケア
気管支炎(苦しそうな発作)
気管支炎は苦しそうな息遣いがしばらく続く発作です。
豚の鳴く声に似た、鼻から音が出るのが特徴です。
ほとんど体質が関係していると思います。多くは元々気管が弱い体質の子でなければ発作は起こらないと思います。
3匹のうちコジローだけ発作を起こしました。
病院では発作を抑える白い飲み薬をもらい飲ませましたが特に緩和する様子はありませんでした。
生後3ヶ月で我が家にお迎えし、数日後から1ヶ月くらいはほぼ毎朝毎晩発作を起こし、一回の発作が起きてから落ち着くまでは長いと2~3分かかりました。
生後1年を向かえ発作はほとんど出なくなりました。時々発作が出ますが10秒程度で治まります。
発作が激しいときに、体勢を変える、喉を撫でる、体を撫でる、など色々試しましたが何も変わる様子はなく・・・発作が治まるものは見つかりませんでした。
薬で治るというよりは体質だと思います。
まずは病院で診断する必要があると思いますが、酷い場合は病院に相談、そのうえで症状が酷くならなければ無理な運動はさせずにゆっくりと様子を見ましょう。
真菌性皮膚炎(皮膚表面の赤い腫瘍)
医師からは「原因不明。2歳くらいまでの犬に発症が見られるが、悪性ではないため放っておけば治る皮膚の病気」と言われました。
コタローもコジローもかかりました。
コタローの炎症ピーク時の写真がありませんが、直系は1cm強で、赤く、堅く、厚みは1cm近く膨れ上がりました。
特に薬を処方されませんでしたが一向に治る気配がなかったので、コジローのときに処方してもらった「デルモゾールG」を2日に1回くらい塗布したところ、みるみる赤みが引き、厚みも半分に治まり、直径も少しずつ小さくなってきました。
炎症が起きた幹部は毛が抜け落ちます。でも完治ししばらくすると無事元通りでした。
ちなみに、コタローの場合は病院で幹部に針を刺し、細胞を採取して悪性の菌がいないか調べるという検査を行いました。
そこで悪性でないことが判明したので放置との指示が出ましたが、コジローのときは診察だけで悪性ではないと判断され、あっけなく薬を処方されました。
病院や先生により対処法が違うのでご自身で色々調べてみましょう。
肛門腺絞り
個体特有の臭いの液体が蓄積する肛門腺。
通常外の散歩でウンチをするとき、同時にマーキングの意味で肛門腺からも液体を出します。
ところが体質によって液体があまり出なかったり、室内で飼っていて散歩が少なく、液体を出すより溜めるほうが早いと溜まってしまいます。
放置すると炎症を起こしたり破裂するので、1月に1回以上溜まっていないかチェックし、溜まっていたら絞り出します。
これが俗に言う肛門腺絞りです。(YouTubeで検索するとたくさん出てきます)
個体差がありますが、外で散歩しなくてもほとんど液が溜まらない仔もいます。
性格や体質が関係しているように思います。
肛門より少し下に小さなふくらみがあります。液体が溜まっていないとわかりずらいです。
溜まっているのがはっきりわかったら絞ります。
片手で尻尾を持ち上げ、もう片方の手で肛門腺の膨らみをやや下からつまんで潰すように強く上に押し上げます。
ビュッと臭くてドロッとした液体が出ます。できるだけ搾り出しましょう。
手などにつくと臭いが消えません。
絞り出す手にティッシュなどを当てて周りが汚れないように工夫するか、シャンプーのついでに絞ってシャンプーで洗い流すといいでしょう。
また、毛が乾いた状態で絞ると、わんちゃんのお尻の毛についてしまうとお尻がプンプン臭います。
周りの毛は事前に少しバリカンで剃っておくといいです。
日ごろから肛門周りの毛は剃ってあげたほうが、ウンチの付着が防げて清潔を保てます。
なお、バリカンをかけるときは肛門から外に向けて刈りましょう。周りから肛門に向けて刈ってしまうと刃がわんちゃんに刺さり怪我の原因になります。
様々な場所のカットにおいて共通することですが、刃は必ずわんちゃんに向けないよう十分に配慮しましょう。
歯磨き
あくまで主観です。
- 歯ブラシは犬用のでなくても、人間の子供用でOK(歯茎が弱いため普通またはやわらかめが望ましい)
- できるだけ子犬のうちから歯磨きに慣れさせる
- 愛犬が好む味の歯磨きペーストを使う(お勧めはこちら)
- 歯ブラシを噛んでしまうわんちゃんの場合は軍手をはめて指を口に入れて磨くのもよい
- スケーラー(先の鋭い歯科用金属器具)は歯も削ってしまうため詰まった汚れを落とすときは爪楊枝で十分
- 日ごろデンタルトイで遊ばせる(食後の歯磨きガムも良いが、食べきりのガムを食べるよりもデンタルトイをカジカジするほうが、歯の汚れが落ちる傾向がある)
- 歯石が溜まる前に、2~3日に一度を目安に、こまめに磨く
- 歯茎が腫れるほど酷い場合は医者で研磨は可能。ただし死に至るケースもあるためよく調べて検討する必要がある
外耳炎
我が家の場合、去勢前に通常のフードをあげていました。
その頃は普段から黒い耳垢が出ており、あるとき通常白~うすいピンク色のはずの耳の内側が強いピンク色になっていることに気がつきました。
よく見ると透明~黄色っぽい体液らしきものがにじんで固まってガビガビになったような状態です。
初めは黄色っぽい耳垢か汚れかと思い、その汚れを落とそうとイヤークリーナーを塗布して綿棒で表面のガビガビを落としていました。
すると日に日に症状は悪化していく一方・・・。
そこで病院に連れて行き医者に診てもらったところ「外耳炎」と判断されました。
透明なジェル状の薬を塗ってもらい、ほんの数日で症状は治まりました。費用は1000円程度だったと思います。
あまり耳の掃除をしすぎると傷になって炎症を起こすそうです。
その当時は黒い耳垢と臭いも気になっていたので、こまめに綿棒やイヤークリーナーを使って掃除していました。
その後間もなく去勢をし、去勢用のヘルシーなフードに切り替えたところ、耳垢が一切なくなり、体臭も治まりました。
現在は耳垢など全くなく、わんこの耳に自分の鼻を直接付けてニオイを嗅いでも垢独特の異臭は皆無です。
今思えば脂っぽい臭いのきつかったフードが耳垢と外耳炎を引き起こす原因だったのだと思います。
当時あげていたフードは愛犬家なら誰しも知っている有名なメーカーのもので少し値も高かったのですが、色々調べていくと成分の面などであまり評判が良くなかったです。結果的に止めることになってよかったと思っています。
耳のケアも大切ですが、フード選びも大切です。